先日ハローワークで自己都合退職を会社都合退職に変更して、失業保険を受給する手続きをしてきました。
離職理由を変える手続きに必要なもの、手続きの流れを知りたい方へ内容をまとめたので紹介します。
私の退職理由は自己都合退職で、離職票の離職理由にも「労働者の個人的な事情による離職」にチェックが入っていました。
退職願に書いた退職理由も波風を起こすまいと「一身上の都合により」とか書いてしまっていたので・・・
しかし本当の退職理由は体調の悪化が原因だったのです。
・80時間を超える残業
・上司から受けた精神的苦痛
上記の2つが引き金となり、うつ病を発症してしまいました。
実は業務による体調不良が原因の退職だと『特定理由離職者』に当てはまり、会社都合退職の方と同じ待遇を受けられます。
会社都合退職の待遇を簡単に紹介すると、具体的に以下の制度を利用できます。
・3ヶ月の給付制限を免除してもらえる
・国民健康保険が約7割減額できる
・雇用保険に属していた期間によるが、受給期間と金額が増える
ですがうつ病などの体調不良を訴える誰もが『特定理由離職者』になれるわけではありません。
・退職前から病院にかかっている
・主治医が「業務が原因の体調不良のせいで退職せざるをえなかった」事実を把握している
・現在は体調が回復して働ける状態にある、と主治医も判断している
これらを満たす必要があります。
定期的な通院をしていて、ご自身の体調と向き合った治療をしているなら大丈夫。
あとはハローワークで手続きするだけです。
実際にハローワークでどのように手続きしたらいいのかな・・・
久々に人と会うし不安・・・
きっとそういう方は自分以外にもいるんじゃないかな、と思い立ってこの記事を書いてみました。
実際にハローワークにお伺いした当日の流れと、注意すべき点を覚えている限りでご説明していきます!
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失業保険受給手続きに必要なものと当日の流れ
ハローワークで失業保険の受給手続きをするには、以下の持ち物が必要です。
・離職票-1、2(提出したら手元には残りません)
・マイナンバーカード
・印鑑
・タテ3.0㎝×ヨコ2.5㎝の証明写真2枚
・キャッシュカード
マイナンバーがなければ以下の2つも必要
・マイナンバーの記載のある住民票
・運転免許証
マイナンバーカードさえあれば、必要なものは5種類です。
当日は以下の流れで手続きが進みます。
・総合受付で雇用保険手続き用の資料を受領
・身元の確認
・失業保険の振込口座の記入
・現在の雇用状況の確認
・雇用保険説明会・職業講習会の日時説明
・ハローワークに登録(過去に登録していなければ)
雇用保険説明会・職業講習会の日時説明までで15分ぐらい、ハローワークの登録に20~30分ぐらいかかりました。
多く見積もっても1時間前後で手続きは終わると考えて、スケジュールを組んでおきましょう。
ハローワークに行って雇用保険手続きのできる窓口へ向かおう
必要なものが揃ったら、自分の住所を管轄するハローワークへ向かいます。
自分が行くべきハローワークは『離職された皆様へ』に記載されているので、参考にしてください。
↓これが私がもらった『離職された皆様へ』です。
特に日時の指定もないので、ハローワークに行く気力が湧いたときでOK。
もちろん早く行けば早く受給できます。
お金に困っていたらすぐに行くべきです。
到着したら総合受付に向かうと、雇用保険手続きに必要な書類のセットがもらえます。
そのセットを持って雇用保険手続きのできる窓口へ。
受付で渡すと雇用保険手続きがスタートします。
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離職票の退職理由が違うことを伝えて、特定理由離職者になる手続きをしよう
手続きが始まると身分証やマイナンバー、離職票の確認が行われます。
流れで離職票に書かれている離職理由が正しいかどうかも確認されるので、本当の退職理由を伝えればOKです。
この就労可否証明書がもらえないと、特定理由離職者に認定してもらえないので注意。
↓が私のもらった現物です。必要事項を主治医に書いてもらって、晴れて特定理由離職者と認められます。
だからこそ、この瞬間だけは勇気を出してもらいたいのです。
「本当は体調不良で退職しました」
この一言を伝えるだけ。
職員の方も優しく対応してくださるので大丈夫です。
話の流れにそって残りの手続きを済ませよう
その後は雇用保険説明会・職業講習会の日時を伝えられ、ハローワークの登録手続きを済ませて終了です。
過去にハローワークへの登録を済ませていれば、登録手続きはいりません。
雇用保険説明会・職業講習会の日時はあらかじめ決まっていますが、変更もできます。
実際に私は雇用保険説明会にどうしても出られないことを伝えたら、5日ずらしてもらえちゃいました。
ちなみに受給手続きをした日の2週間後が雇用保険説明会でした。
なるべく2週間後は空けておくとスムーズかもしれません。
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まとめ:1回の勇気でとても楽に転職活動ができる
・必要な持ち物は5種類
→マイナンバーカードがなければ6種類
・全体の手続きは30分~50分ぐらいかかる
・離職理由の確認をされるときに本当の離職理由を伝えよう
とにかく離職票の話になったら、本当は体調不良でやむを得ず退職したことを伝えましょう。
ここだけ頑張ればあとは職員の方の指示どおりにやればおしまい。
自分も離職票の退職理由が違うと発言したときは、何十秒もない会話なのに脳裏に焼き付いています。
それだけ不安だったし、実際にその場で緊張していたことも覚えていますね。笑
でもこの記事を読んで、当日の流れを予習したあなたなら大丈夫。
陰ながらですが、正しい退職理由を伝えられるように応援しています!
【追記1】
病院で就労可否証明書を書いてもらえず、会社都合退職になりませんでした・・・
それに合わせて、残業時間で会社都合退職にならないか相談もしてみました。
それでもダメだったので、不服申し立て制度を使ったら会社都合退職になりました!
あわせて国民健康保険の減免手続きをしてきました。