労働相談情報センターはとっても便利です。
東京産業労働局が管轄する相談窓口なのですが、
・利用するまでの流れがよくわからないから、なんとなく使っていない
・相談したい内容はあるんだけど、労働相談情報センターで相談していいかわからない
といった理由で活用していないならもったいないですよ!
労働に関することなら無料で何でも相談できるうえ、予約さえとれば面談形式で相談もできます。
もちろん相談員の方は労働関連の法律に精通されている方々。
なので「いま自分が置かれている状況を、法律的な観点でどう対処するのが最善か?」を丁寧に教えてもらえます。
実際に私は失業保険に関する相談のために、労働相談情報センターへ行ってきました。
アドバイスもどう行動すべきか? という具体的なレベルまで落とし込んでくださるのでありがたかったです。
親身になってくれたからこそなおさら、心強い存在はないなと思えましたね。
また何か困ったことがあれば頼ろう! と思ってしまうぐらい対応が良かったですね。
・実際の利用手続きまでの流れ
・相談してみた感想
これらを順にご説明していきます。
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予約時間は5分もかからない!不安なら持ち物も聞いておこう
相談自体は電話でもできますが、今回は面談での相談の流れを説明します。
では面談の日時と相談内容を決めましょう。
相談内容については、東京都労働相談情報センターのホームページに相談できる内容が書かれています。
賃金や労働時間等の相談に応じています。こんなときはご相談ください。
- 解雇されそうなとき。解雇されたとき。
- 賃金、残業手当を支払ってくれないとき。
- 就業規則、賃金規程をつくりたい。
- セクシュアル・ハラスメントにあった。
- 労働組合活動について
- パートタイム労働者の雇用管理について
- その他、労働問題全般について
一見すると「在職中の方向けの相談がメイン」という気がしてしまいますよね。
『その他、労働問題全般について』と書かれていますが、本当になんでも相談できるのでしょうか。
そこらへんも含めて、電話で問い合わせつつ面談の予約もしてみました。
よかった! 問題なく相談できそうですね。
相談内容は本当に「労働に関わるもの」であればなんでも大丈夫みたいです。
不安であれば上記の会話のように聞いてしまいましょう。
そのあとは場所と道順の確認を軽くして、電話はおしまい。
特別必要になる持ち物はありませんが、相談内容によって必要になりそうなものは持っていきましょう。
私は失業保険の相談だったので、給与明細や就労規則、ハローワークの書類などを持っていきましたね。
実際にこれらを使ったので、不安であれば予約の段階で持っていくべきものを聞いておくのがよいかもしれません。
ここまでの会話で3分だったので、ほんのちょっとした隙間時間でも十分予約できちゃいますよ。
あとは当日に受付へ向かうだけです。
・・・が気を付けてほしいことがあります。
入口を通ると鳴るインターフォンが設置されてて、労働相談情報センターの事務所に入った瞬間に「ぴんぽーん」と爆音で鳴ってビビり散らしましたね。
デスクワークしてる数十人が一斉にこっちを見てて、頭真っ白になりました。笑
私が行ったところだけかもしれませんが、驚いて挙動不審にならないよう気を付けてくださいね。
「結局なにをすればいいの?」というところまで答えてくれる丁寧さ
面談が始めると会社名などを聞かれます。
「もし差し支えなければ」といってもらえるので、言いたくないなら言わない選択もできます。
言ったとしても会社名や相談内容は秘密にしてもらえるので安心ですね。
実際に面談をした感想としては、丁寧で親身な対応で本当に助かりました。
・相談した内容に関連する法律の解釈の仕方を教わることができる
・「じゃあ何をしたらいいんだろう?」という行動レベルまで指導してもらえる
なので「相談するにはしたけど行動に移せなくて途方にくれちゃう」なんてことにはなりません。
ただ納得のいくまで相談は続くので、面談後の予定が詰まっている方はあらかじめ伝えておきましょう。
失業保険について相談したときには、「これがダメだったら次はこれを試してみてね」と次に取るべき行動を3つも用意してもらえました。
何度も労働相談情報センターを利用しないで済むように、伝えられることはその場で全部教えてもらえてよかったです。
なので教わった通りに行動してうまくいかなかったときにも心強かったですね。
具体的な相談内容は、こちらの記事にまとめています。
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まとめ:無料でいいのか不安になるぐらいに親身に相談してもらえておすすめ
労働相談情報センターでは・・・
・労働全般の相談を無料で受けられる
・持ち物は特に必要ではないが、不安なら電話で聞いておく
・「何をするべきか」の具体的な行動を教えてもらえる
→言葉遣いといった「立ち回り方」も指導してもらえる
・丁寧なヒアリングによって打開策を広げてもらえる
本当に利用しない手はないんじゃないか、ってぐらいの手厚さです。
何かあればまた相談したい! って思っちゃいましたね。
もう職員の方々のファンになりつつあるレベルです。
そういう公共の機関があるからこそ、ブラック企業に当たっても「1人で戦わなくていいんだ」と安堵にも似た気持ちを覚えられました。
もしみなさんも労働にまつわる不安なこと、理不尽なことなどがあれば真っ先に相談してみてはいかがでしょうか。