【食品・酒・家具】配送助手のバイト比較!何がきついか実は違う

手を差し伸べている先人 単発バイト体験談




 

単発のバイトを探していると、配送助手のバイトって結構ありますよね。

・配送助手ってお給料がいい分きつそう

・助手っていうけど本当はバリバリ重労働するんじゃないのかな

みたいな先入観もあって応募するのも勇気がいりませんか?

 

それに求人内容も怪しい。

・大人気の配送助手のバイト

・駐禁対策がメイン!重労働はほとんどなし

 

・・・本当? 本当に大人気? なんか騙そうとしてない???

それに重労働は『ほとんど』なし、ね。なるほど。

 

いや、怖えよ。

って見れば見るほど不安になりますよね。笑

 

でも待遇がいいのは事実。

私も過去に3種類の配送助手のバイトをしました。

 

・食品の配送助手

・お酒の配送助手

・家具の配送助手

3つやってみた感想は、同じ配送助手でも楽さ・キツさは違うな、といったところです。

 

基本的にはドライバーさんが優しくサポートしてくれるので、安心して働ける環境でした。

 

まず最初に配送助手のバイトの概要を説明します。

その後、各々の配送助手のバイトで何が楽で何がきつかったか、をご紹介していきますね。

 

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バイトのほとんどは駐禁対策と移動時間の待ち時間

 

仕事の主な時間は、駐禁対策と移動時間による待ち時間です。

 

駐禁対策が必要な場所なら、ドライバーの方が荷物を運び終えるまで。

運び終えたら、次の現場へトラックで移動する時間。

これらで業務時間の半分は終わります。

 

楽っちゃ楽なのですが、手持ち無沙汰な気持ちのほうが大きかったですね。

どの配送助手のバイトでも、待ち時間が多くなるのは同じでした。

 

正直、業務時間内に休憩をとれないことは多いです。

渋滞に捕まったり、思うように駐車できなかったりと、不確定要素も多いので時間が押しちゃうんですよね。

でも配送助手は待ち時間にたっぷり休憩できるので、そこまで気にする必要はありません。

 

ドライバーさんにもよりますが、待っている間はスマホで暇を潰させてもらえます。

私が行った3つのバイトとも大丈夫だったので、だいたいの配送助手のバイトがスマホOKなのではと思います。

 

残りのバイト時間は荷物運びのサポート

 

待ち時間以外は、荷物運びのサポートです。

ドライバーさんが荷物を運ぶのをお手伝いするため、配達先まで付き添います。

 

・エレベーターや扉の開閉

・軽めの配達物の運搬

・荷台にのせた荷物が落ちないように補助

・空箱や段ボールの片付け

 

言葉にしてみると、どの配送助手のバイトも似たり寄ったりです。

 

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どの配送助手のバイトも進捗次第でキツさが様変わりする

 

配送助手、というか配送業者のお仕事は時間との戦いです。

なぜなら決められた配達時間に向かわないと、配送先の相手が困るから。

 

・食品がないと開店時間までに料理の仕込ができない

・お酒がないとお客様に提供できない

・時間内に届かなければ荷物を時間指定した意味がない

具体的には以上のような理由ですかね。

なので仕事の進み具合で、楽さ・キツさも変わってくるのです。

 

基本的に1日に回る配送先は決まっています。

簡単にいえばノルマ制ですね。

 

よって配達が遅れれば遅れるほど、休憩に当てる時間もなくなり、残業の可能性も膨らみます。

ひどいときは朝の6:00にご飯を食べてから、一切お昼休憩を取れず、19:00にやっと食事を取れた経験もありますね。

 

反対にサクサク配達できれば、予定業務終了時刻よりも何時間も早く帰れることも。

最大で3時間も早く仕事が終わって帰れたこともあります。笑

こればっかりはその日の仕事量次第なので、運に左右されますが。

 

・・・とここまでが配送助手のバイトすべてに共通する、仕事内容になります。

 

ではバイト内容次第で、何が楽で、何がきついのかが変わるのでしょうか。

私が体験した3つのバイトを例に、それぞれ解説していきますね。

 

食品の配送助手は割と働きやすい

 

私がお手伝いしたバイト先は、決められた飲食店の食品を卸して回る、いわゆるルート営業のお仕事でした。

思ったよりも働きやすかったですね。

 

毎日同じお店を回るので、ドライバーさんの慣れ具合で早く仕事を終えられます。

早め早めに回らないとお店の仕込に影響してしまうため、お昼休憩はずれこみがち。

というかお昼を取れないケースが多いかも。

ドライバーさんに交渉して、運転中に食べていいか聞くのもいいと思います。

 

建物の高層階へ運ぶときは荷台を使って運べますが、街中にある居酒屋やレストランに卸すときは、手作業で運ばないといけません。

なので駐禁対策なしで行けて、荷物が多いお店へは食材を一緒に運びます。

とはいっても重いものは少なく、楽に運べるものが多い印象ですね。

 

あとは卸す街と曜日によって、忙しさが変わります。

たとえば土日のオフィス街への食材の卸しは、かなりゆとりを持って回れますね。

反対に繁華街への卸しは、土日だと大変です。

まぁわざわざ配送助手のバイトをつけるぐらいなので、のんびりできる場所へ行くことは少ないですが・・・

時の運によってもまちまちです。

 

お昼休憩に目をつむれば、割と働きやすい部類だと感じました。

 

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お酒の配送助手は力があれば一番楽

 

お酒の配送も、食品と同じくルート営業でした。

力に自信のある方にぜひおすすめしたいバイトです。

 

トラックの荷台から荷物を下して、ドライバーさんが運びやすいようにお手伝いしたりします。

あとは荷物が多いときは一緒に運ぶぐらいでしょうか。

 

お酒に限らず、飲料は重たいんですよね。

私は身長160cm前半、体重も40kg前半のもやし体型なので、トラックの荷台から荷物を下すだけでも一苦労。

特にビールサーバーが一番重かったです。

 

ドライバーさんもそれをわかっているので、軽いものを運ばせてくれます。

階段しかない建物の上層階へお酒を運ぶのも、ほとんどドライバーさんにやってもらえるので安心。

ビールサーバーを片手で持ち上げて走り回る、ドライバーのお兄さんのなんと頼もしいこと・・・

 

ただし酒瓶を回収する場合は、結構服が汚れます。

待ち時間に酒瓶を会社ごとに仕分けるのですが、瓶に残ったお酒が服にかかることも。

まぁ飲食系でバイトした経験のある方は、どうってことないと思います。

前掛けみたいな、汚れを受けられる格好があると良いですね。

 

力に自信があって、汚れるのも大丈夫な方は一番楽だと思います。

このバイトこそが、3時間も巻いて仕事を上がれたバイトですし。

お酒の用意も飲食店の夜の営業開始までに間に合えばいいので、時間的にもゆとりをもって働けるのも魅力です。

 

家具の配送助手は待ち時間が一番長い

 

家具の配送助手はこれまで紹介したバイトとは違い、ルート営業ではなく、お客様のご自宅へ荷物を配送するバイトです。

配送時間をお客様に指定されているので、調子よく配送できれば時間をあわせるために休憩できるし、時間が押していれば休憩できません。

 

なかでも家具の配送助手の一番の特長は、待ち時間が長いことですかね。

以下の3つの理由から、待ち時間が伸びる傾向にあります。

 

〇 駐禁対策が必要な場所からお家まで距離がある

道路わきで配送作業をするときは、どうしても駐禁対策が必要になるので私がトラックに残ります。

こういった駐禁対策が必要になる場所への配達って、お客様のお宅まで距離があることが多いんです。

なので社員さんが荷物の配置と回収をするまで結構時間がかかりますね。

 

〇 一軒一軒への移動時間がかかるため

1回の配達でだいたい7,8件ぐらいのお家を移動するので、移動時間だけでもそれなりにかかってしまうんですよね。

さらに土日祝だと道路も渋滞しやすく、さらに待ち時間が発生してしまいます。

9時間の業務のうち、1時間半ぐらいは移動していたのではないでしょうか。

 

〇 お客様の自宅内へ運び、家具を組み立てる時間がかかるため

お客様のお家の間取り次第では、うまく運べずに時間がかかります。

さすがにお家の見取り図までは前もって知れないので、実際にお家へ行ってみないとわからないことが多いんです。

思ったより玄関が狭い、階段が狭い。

じゃあ窓から入れる? 2階まで吊り上げる必要がある? ・・・など。

テーブルやベッドといった組み立て時間が必要な商品だと、必然的に待ち時間も増えていきますね。

 

 

これらの理由で待ち時間が多くなるのです。

じゃあ重い荷物を運ぶかどうか、というと特に重いものは運びません。

 

駐禁対策がいらない場所では、トラックに残る必要がないので社員さんのお手伝いをします。

だいたい荷台を押して荷物を運ぶぐらいで、荷台に荷物をのせるのもドライバーさんがやってくれました。

なかにはキングサイズのマットレスなど、荷台にものらない商品を運ぶときもあります。

そのときは必ずドライバーさんと2人組で運ぶので、思ったよりも気になりません。

 

このようにドライバーさんが肩代わりしてくれるのも、賠償責任が関係すると思われます。

食品や飲料は多少雑に扱っても大丈夫ですが、家具はそうはいかないですよね。

平気で10万を超える商品を扱ったりします。

破損させたから責任をとって買い取り、なんてできないですよ。

 

それにもし商品やお客様のお家を傷つける事態をバイトがやらかしてしまったら、社員さんにも責任が及んでしまいます。

特に商品やお客様のお家や家財を傷つけやすいのも、不慣れな初心者が多いとのこと。

お互いを守るためにも、作業に慣れている社員さんが意図的にバイトの作業を減らしているようにも思えましたね。

 

このように待ち時間がありつつ稼働時間も短いので、想像以上に体力的には楽です。

もちろん重い物を持てるか不安な方でも問題なくバイトできますよ。

 

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まとめ:自分にとって楽そうな配送助手のバイトを選ぼう

 

まとめ

・同じ配送助手のバイトでも、楽さ・キツさはピンキリ

・どの配送助手も休憩時間が不定なので、移動時間に食事をとってよいか交渉してみる

・何なら耐えられるか? を考えて決めるのが良い

 

配送助手というと、なんとなくきついイメージがあったのですが、ただの偏見だったなと思いました。

単純にきつい作業をドライバーさんが引き受けてくださるお陰でもありますね。

 

体育会系の職場かと思いきや、穏やかで優しい社員さんばかりで面食らってしまいました。

なんならデスクワーカーのほうが怒りに変換できるだけの体力を持て余してて質が悪いな、なんて思ってしまったり。