【2〜4日目】インド料理屋バイト日記2




 

前の日記はこちらから

 

2〜4日目が終わったので記録です。

 

スポンサーリンク

2日目

 

別店舗での初業務。

やはりコロナの影響で、本当に席がガラガラだった。

まだ業務の序の口しか味わっていないのでなんともいえないが、工場勤務してたときよりは楽だと思う。

 

店舗ごとの細かな違いに翻弄される

 

別店舗とはいえ、基本的な業務は変わらなかったので安心した。

でも細かい部分の違いに、いくつか戸惑う。

メニューの表記が違ったり、オリジナルメニューがあったり、ドリンクのレシピが違ったり。

意外にも大きな壁だった。

 

多分ほかにも業務上の違いはあるだろうけど、その差に気付けるほど仕事を身につけられていない。

そういう店舗ごとの違いが嫌な人は、個人経営などの1店舗しかないお店や、完全にマニュアル化されているチェーン店がいいのではないだろうか。

 

複数店舗あるのは悪いことばかりじゃない

 

個人的には複数店舗あるお店だと、客層も違うし、それに合わせて、出る料理やドリンクにも差があるところが面白い。

マーケティングをかじった経験のある人にとっては、とても興味深く仕事ができると思う。

もし今後、自分の店を持ちたいのであれば、客層と売れる商品の相関が肌感覚でわかるのは貴重な経験。

別店舗のあるお店も、なかなか悪くない。

 

あとは別店舗で、業務の予習・復習ができるのも良い。

確認は何度もできるに越したことはないので。

 

複数店舗あると大変だよ、と伝えたかったはずなのに、結局良いところの話になってしまった。

店舗がたくさんあるお店を選ぶのはおすすめ。

 

3日目

 

暇。コロナが効いてる。

暇なときこそ自分で仕事を探そう、といわれる。

 

「これやって」といわれないと、なにをすべきかにも気付けない自分に腹が立つ。

それに自分のやれることが少なすぎるのもあって、動いている人にやることを聞くのが憚られてしまう。

 

IT時代の上司の言葉

 

ふと、前職の上司の言葉を思い出す。

 

「プロジェクトメンバー全員が俺だったら、100%上手くいくんだ。」

 

技術力や指示の受け取り方、ホウレンソウのタイミングなど、人によって差が出てしまうため、仕事が思い通りにならないのだ、と。

すごくごもっともだし、多分どこの組織のどの人も、同じ立場になれば考えることなんだろうと思う。

 

早く仕事を覚えて、1つ1つの行動の理由も覚えながら、デキる人の分身とまではいかなくても、手足ぐらいになれるようにしたい。

そのためには絶えず疑問を出して、聞いて、先輩方の思考を盗まなければ。

 

マニュアルがマニュアルじゃなかった現実

 

伝票に書くときの、メニューの略称を覚える。

しかし困ったことに、マニュアルに書かれた略称と、現場で使われている略称が全然違う。

覚えたマニュアルの内容が邪魔をして、何度もミスしてしまった。

とりあえず覚え直そう。

 

きっと似たようなことはたくさんあるんだろうな。

やっぱり言語の壁が大きいのだろうか。

マニュアルを疑いながら働くのは、ちょっときついかも。

 

唐突な恋バナ

 

シェフに声をかけられる。

 

「彼女いる?」

 

「いないんですよ〜」

「なんで?」

「な、なんで?」

 

「大学終わってるのに?なんでいないの???」

 

・・・恋人って自動的にできるものだったっけ。

そんな歳をとるように、誰にでも平等に恋人が得られるわけじゃない。

 

ほかにも職場の人から、口々に女遊びや結婚を勧められる。

彼らはいま、いったいどんな後悔を抱えて、そんな助言をしているのだろうか。

・・・と思ったけど、大学生に「いまの楽しい時期にたくさん遊んどけよ」っていう人たちみたいな、特に深い意味もない言葉なんだろうと思う。

 

スポンサーリンク

4日目

 

同じことで何度もミスる。

ガバをなくそうと気を遣うと余計にガバる性分なのが辛い。

 

しかもいつもより1人少なかったし、ランチもかなり混んだのが決定打だった。

ガバった焦りを落ちつけようと深呼吸しながら起こす行動が、すでにガバっている。

ガバの上塗りが止まらない。

本当にシェフの方々に助けられて、1日を終えられた。

 

躓いたときに思い出したい、初心の気持ち

 

ディナータイムはいままで洗い場に立つことが多かったが、今日はホールに立つ時間が長かった。

料理を運んだときの歓声、ごちそうさまの一言、満足気な笑顔。

別に料理を作ったわけじゃないけど、すごく元気が出るし、勝手に誇らしくなる。

辛いときには思い出したいし、忘れたくない気持ちだ。

 

社会経験があると年齢が答えづらくて困る

 

お客様から「学生さん?」と声をかけられる。

こちらの身分は25歳フリーター。

なんと答えるべきか、と一瞬考えたせいで微妙な間が出てしまう。

 

別に聞かれたくないわけじゃないけど、どう答えたら相手が気まずくないか? が気になる。

結局、どう答えようが受け取る相手次第。

素直に堂々と答えるようにしていく。

 

悪魔の食べ物、グラブジャムンとの出会い

 

「キッチンへおいで」と急にベテランさんにいわれる。

そこには見慣れぬお菓子が。

インドのお菓子、『グラブジャムン』。

シェフからおすそ分けだった。

端的にいうと、めちゃんこ甘いシロップ漬けドーナツ。

なんでも世界一甘いお菓子、らしい。

缶詰に入っていたのを600wで3分加熱し、スプーンで一口分ずつちぎって、シロップごといただく。

 

シロップはハチミツとか、杏仁豆腐とか、ガムシロップとか、「シロップ」と聞いて連想するありとあらゆるシロップの味を凝縮した甘さ。

それに浸かったドーナツは、グズグズに崩れることなく、綺麗な丸の形をしている。

もちろん中のふわふわ生地の部分は、シロップを十二分に吸い尽くしてるので、食べるたびにシロップがじゅわじゅわ浸み出る。

ドーナツ生地に練りこまれた、カルダモンの上品な香りがふわ〜っと抜けでるところが好きだ。

 

でも1つで十分だった。

甘い物好きだとの自負があったが、2つ目を食べてる途中で甘すぎて苦しくなってしまった。

シェフたちは2つともペロリと完食。

格の違いを身をもって実感したし、そりゃあ太りもするわ、と。

 

シェフたちと同じ食生活をしてたら1年後、体重が20kgぐらい増えててもおかしくない。

と思うと恐ろしい。

あまり関節が強い方ではないので、増量したときの膝と足首の負担が心配。

きっと腰も痛むだろうし・・・

次、グラブジャムンを勧められたら1つだけ食べるようにしよう。

 

気になる方は近所のインド料理屋の、ディナータイムのデザートにグラブジャムンがないかチェックしてみましょう。

セットメニューのデザートはライタ、というヨーグルトが鉄板なので、単品メニューならあるかも。

西調布にある、『カリーナキッチン』で見かけたことがあります。

 

ランチセットのデザートだと都内近郊にあるチェーン店、『yabin』で食べた経験がありますね。

代々木店のランチのFセットについてくるデザートがグラブジャムンでした。

代々木店以外の店舗にもFセットがあれば、デザートがグラブジャムンかもしれませんね。

1つならおいしくいただけるかと。

 

 

←前の日記を読む

 

→次の日記を読む

 

未経験から挑戦!インド料理屋アルバイト体験日記まとめ