「国公立の二次試験で記述問題があるから、添削してもらえるZ会を申し込もうかな?」
記述問題は自分だけだと、採点と失点した原因をつかみづらいですよね。
なので手厚く添削してもらえる、Z会を副教材に選んでみようか考える方も多いはず。
自宅浪人していたときも、添削してほしさにZ会を利用していました。
結果論ではありますが、私にはZ会を使いこなせませんでした。
理由はZ会を使った勉強があわなかったからです。
事実Z会を2回ぐらいしか利用せず、上位駅弁といわれる国立大学に合格できました。
二次試験はもちろん記述式で国・数・英の3教科。
なぜZ会があわなかったかというと、3つ理由があります。
・志望校の二次試験の優先度が低めだったから
・二次試験の勝負科目を数学にしていたから
・郵送して返ってくるまでの時間がかかりすぎるから
これらの理由があって、Z会を使いこなせませんでした。
もし全部問題ないなら、Z会を使えばかなり受験が楽です。
特に受験本番で、試験を解くときの安心感・安定感は段違いだと思います。
実際に二次試験で問題を解いていて、記述問題の答えがビシッと書けなかったとき。
「なんでZ会やらなかったんだろう」と本気で過去の自分を責めたので。笑
未来の自分を助けるためにも、Z会が自分にあうかどうか検討してみてください。
目次
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志望校の二次試験の優先度が低めだったので必要なかった
志望校の二次試験の優先度が低めだったので、Z会が必要ありませんでした。
・配点がセンター試験≧二次試験である
・「センター8割+二次試験の簡単な問題」で合格点に届く
以上のような国公立大学を志望するなら、市販の参考書と過去問で十分対策可能。
むしろ基礎固めに重点をおいた学習が望ましいです。
なぜなら基礎を徹底的に固めるだけでも合格点が取れるから。
二次試験よりもセンター試験で確実に8割とれたほうが、少ない勉強量で得点を底上げできます。
センターで8割とる実力があれば、二次試験の簡単な問題を落とさない実力はつきますし。
あとは過去問演習して問題慣れをすれば盤石ですよね。
一番の懸念は基礎固めできていないのに、背伸びしてZ会をやってしまうことです。
Z会の問題って難しいんですよ。
基礎が固まっていないと時間の効率も悪いですし、センター8割とれる実力をつけたほうが合格に近付けます。
逆にいうと以下の方にZ会はおすすめです。
・センター8割とる力が既についている方
・基礎固めが早めに終わる予定の方
先に申し込んでおいて、解いてみてZ会を続けるか判断するのもアリ。
難しすぎる場合は実力をつけてから解き直す、なんてことができるのはZ会の強みなので。
二次試験の科目では数学で勝負してたので必要なかった
二次試験のなかでも数学に注力する戦略だったので、Z会は必要ないと判断しました。
というのは数学って比較的に楽に自分で添削できて、勉強しやすいからです。
数学は解答の型があって部分点も取りやすいうえ、間違いははっきり間違いだとわかります。
過去問演習するときも、赤本の答えだけで十分理解できて勉強しやすいんですよね。
それに基礎さえ固まれば、発想力勝負なところが数学にはあると思ってます。
・三角比の問題だけど、仕上げに剰余の定理を思いつかないと最後の証明問題は解けない
・整数問題っぽいから整数を2乗して3や4で割ってみる
みたいに知識を柔軟に使いこなすことが求められます。
なのでZ会の質の高い問題を丁寧に解くより、市販の問題集や過去問を解きまくって、知らない問題パターンを叩きこむほうが得点できると考えたんです。
実際私の二次試験の得点目標は数学7割、国語3割、英語4割でした。
数学は全4問中2完2半を目標に、国語と英語は簡単な問題と部分点で稼いで合格を目指す戦略だったのです。
一方で国語や英語、社会、理科で点数を稼ごうと思うと、そうはいってられません。
要約問題や何百文字も書く必要がある論述問題など、自分で添削しようにも難しい場合がほとんど。
なんとなく答案を作って答え合わせするも、いまいち間違った原因もつかめない・・・
市販の記述式問題集も詳しい解説はついていますが、痒いところに手が届かず消化不良を起こすこともありますよね。
赤本なんてもってのほかです。
要約問題や論述問題など自己添削しづらい出題がある場合は、Z会を使ったほうが安全に試験本番を迎えられますね。
解答~復習までに時間がかかるのがあわなかった
解答してから答え合わせまでに時間がかかる点が、自分にはあわなかったです。
解答を郵送して返却されるまでに2週間かかります。
2週間のあいだに問題を解いた意図も忘れちゃって、復習に半日以上かかることもありました。
なので復習の効率があがらず、時間を浪費している気になってしまったのです。
途中から質より量の学習をしたほうが効率がいいかも、と思ってからはZ会を放置するように・・・
独学のメリットは時間を自由に使えることです。
良くも悪くも自分の時間が、Z会に振り回されるように感じてキツくなってしまいました。
確かに添削は参考になるし、続けたら力はつきます。
でも同じ時間でたくさんの問題にふれて復習しまくる量重視の勉強のほうが、自分にはあっていましたね。
要は好みの問題です。
いま思えば添削指導のないコースもあるので、そちらを検討すれば良かったです。
逆転の発想でZ会の添削ペースを利用する手もあります。
受験勉強のペース作りができずに悩んでいる方は、むしろZ会がペースメーカーになってくれるのでありがたいですね。
Q&A
Q.どのコースと教科をとるべき?
A.他大と比べてひねった問題が出るならその教科。あとは配点の高い教科です。
問題はどのコースで申し込むかですかね。
私の志望大学は講座でいう本科の『難関国公立コース』に分類されているのですが、ちょっと問題が難しすぎました。
『難関国公立コース』だと「一橋」「東京工業大学」「東大・京大以外の旧帝大」などの大学も含まれます。
なので標準レベルの問題を出す大学だと、コースによっては問題が難しすぎるかもしれません。
確かに問題が簡単すぎて困るよりはマシです。
とはいえ必要のないレベルの問題を解くため、時間効率は悪くなりますね。
反対に「難易度の高い問題をクリアできた」ことは自信にもなりますし、志望校を1個あげられるかの判断にも使えます。
・申し込んでみて、難しければレベルの低いコースに変更する
・学力が追いつく受験期後半になるまで、あえて溜めてから解く
などと実際に解いてみての判断が重要です。
溜めて解く場合は提出締切日が各教材に書かれているので、それまでに提出すれば添削してもらえます。
あとはZ会にお問い合わせして、志望大学におすすめのコースを聞くのもアリ。
下記の公式お問い合わせページの、お問い合わせフォームか電話番号から質問してみてください。
Q.Z会は難しいって聞くけど何が問題なの?
A.Z会ありきでの年間学習計画を立てる必要があるところが問題です。
やってみると難しくて想像以上に解答と復習に時間がかかります。
なので既存の年間学習計画に、Z会の勉強をあとからねじ込むのは結構厳しい。
私が受けていた本科のコースだと月に2回教材が送られてきます。
1回の教材を解答~復習するのに1日半かかっていたので、月に3日ほどZ会用の勉強日を作る必要がありました。
だいたい浪人開始時から勉強計画は立てると思うのですが、1年間で約1ヶ月分の時間を後から空けるのは至難ですよね。
・問題演習に専念できる時間がたっぷりある
・計画よりも勉強スピードが早くて暇な時間ができそう
・まだ勉強計画を立てていない
そういった方はZ会を有効活用できますね。
Q.過去の自分にアドバイスするならZ会をおすすめする?
A.Z会をおすすめします。基礎が身につく目途が立っていたらですが。
難易度が標準レベルの大学だと『質より量』『発展より基礎』を徹底して、過去問をやり尽くせば合格点はもらえます。
でも合格を確実にする勉強は、『量より質』『基礎より発展』。
なので過去の自分にする最初のアドバイスは「合格点をもらうための勉強をしなさい」です。
具体的には基礎を固めてセンター8割とる実力をつけ、二次試験の過去問を10年分覚えるくらい解く、といったところでしょうか。
次にするアドバイスが「確実に合格するための勉強をしなさい」。
量で攻めても学びが少なくなってくるので、質の高い問題で着実に学びを得よう、という意図です。
「Z会だったら問題の質が高く、添削もしてもらえてうってつけだぞ」というおすすめの仕方になりますかね。
質が保証されてて手厚い添削サービスもある市販の参考書、なんてありませんから。
まとめ:確実に受かりたいなら安全策をとって添削してもらうべき
以下に当てはまる方はZ会がおすすめ
・得点配分的にも二次試験に力を入れたい
・要約問題や論述問題が出題される
・問題演習に専念できる時間がとれる
・受験勉強のペースが作れずに悩んでいる
Z会を申し込むか悩む方は以下が参考になるかも
・難易度があわなくても後からコース変更もできる
・受講月前の教材もバックナンバーとして買える
・添削指導のないコースもある
私自身がZ会を使う必要はなかった、というのも結果論です。
もし落ちていたらZ会を利用しておけばよかった、と思っていたはずなので、「Z会は必要ない」とは断言できません。
正直使ってみないと、Z会があうかどうかもわかりません。
本当はZ会が自分にあう勉強法だったのに、食わず嫌いをしたせいで成長のチャンスを失うとしたらもったいないですから。
Z会は志望校合格のための手段。
選べるなら合格へ近付く武器は多いに越したことはないです。
まずは1講座から試してみて、2講座と増やすのも戦略ですね。
もちろんあわないと感じたり、Z会をやる時間がないと思ったら辞めるのも手。
資料請求すれば教材の見本を手に取って確認できるので、そこで判断してもいいと思います。
資料請求自体は無料なので気軽にやってみてください。
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