レンタル自習室選びって、試験合格までずっと使うことを考えると大変ですよね。
後悔せずに便利で集中できる環境を選ぶにしても結構時間が必要。
しかし悠長に環境選びをしている暇はありません。
なぜなら良い自習室ほど人も集まるので、人数制限であぶれてしまう可能性があるからです。
座席指定のある自習室だと良い席はどんどん取られ、居心地の悪い席のなかで選ばないといけないことも・・・
とはいっても実際に自習室を利用しないと、何が便利で何が原因で集中できないかもわかりません。
今回は自習室で1年間浪人生活をした私が、便利で集中できる自習室の選び方をご紹介します。
とりあえずここは押さえておきたい! というポイントから、自習室に求めるニーズごとにおすすめの選び方を解説していきます。
目次
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トイレと客層の見極めができればだいたいOK
自習室選びをするときはトイレと客層をしっかり見ておけば大丈夫です。
・トイレが汚いと自習室自体も汚い
・社会人が多いと気になる雑音が増える
これら2つの理由があるからです。
詳しい理由と、その自習室の選び方を見ていきます。
清潔で使い勝手のいいトイレのある自習室にしよう
トイレの清潔さ・使い勝手で自習室を選んでしまっても問題ありません。
なぜならトイレは汚くなりやすいから。
きれいに保たれているということは、こまめに掃除がされている証です。
とりあえず最低限トイレの清潔さは見ておきましょう。
だいたいトイレがきれいな自習室は、自習室自体の清掃も行き届いています。
飲食店やカフェでもトイレがきれいだと店内もきれいなことが多いじゃないですか。
逆にトイレがめちゃくちゃきれいなのに店内が汚いことはなかなかないですよね。
自習室の清掃をするのは管理人さんです。もちろんトイレも。
なので見学したときにはトイレもチェックして、清掃への意識の高さを図りましょう。
きれいさ以外にもトイレを選ぶ観点は3つあります。
1.様式でウォッシュレット機能がついている
ウォッシュレット機能があるトイレは部屋が広くて快適です。
腹痛のときでも勉強がはかどるのでおすすめ。
和式の自習室もあったので必ず確認しましょう。
2.トイレの窓が開けられて換気しやすい
換気しにくいトイレは単純に臭いです。
自習室にまで臭いが漏れ出ていることもあるので気にしてみてください。
3.トイレ→洗面所→自習室の3部屋に分かれている
トイレと自習室の間に1部屋あると音を気にせずに済みます。
トイレと自習室が扉1枚で繋がっていると音漏れの心配があるからです。
実際に自習室に聞こえなかったとしても、音が出ると恥ずかしいですよね。
ただでさえ自習室は静かですし、自習室を使う人も固定化されるので余計にです。
「う〇こ野郎」ってあだ名付けられるの嫌ですし。(自意識過剰)
学生の割合が高い自習室にしよう
学生が多い自習室を選ぶと雑音が気になりません。
逆に社会人の出す雑音は気になりがちです。
自習室は静かなので小さな音も雑音になります。
でも自分が勉強で出す音をほかの人が出していても、意外と気にならないですよね。
ノートに文字を書く音や、本をめくる音など。
単純に聞きなれているのもありますし、多少耳障りでも「あれぐらいの音はなっちゃうよな」と寛容になれるからです。
学校の自習時間はめちゃくちゃ集中できた経験のある方もいるのではないでしょうか。
ですが社会人が多いと話は別です。
社会人は資格勉強や資料作成をするために自習室を利用するケースが大半です。
なので電卓を叩く音や、PCのタイピング音が気になっちゃうんですよね。
周囲を気にしておしとやかな音を出すように気を使ってくれる人ならまだ良いです。
でも結構力強くボタンを押す人だと、自習室に響いて集中力が削がれることも。
バシャバシャバシャ(電卓音)
カチャカチャカチャ、ターン(タイピング音)
・・・なんてことは割とあるんです。
なるべく学生が多く利用する自習室だと雑音を気にすることは減らせます。
学生が利用しやすい自習室の選び方で正確なのは、管理人さんに聞くことです。
何割の利用者が学生ですか? みたいに聞けるといいですね。
直接聞く以外に大まかに判断できる方法もあります。
・高校、大学、予備校が近い→学生が多い
・オフィス街が近い→社会人が多い
・営業時間が早い→朝活をする社会人をターゲットにしている
自習室選びの候補の絞り込みぐらいには使えるかと思います。
社会人が利用する時間だけ避けて使うのも有効ですよ!
面倒くさがりな人の自習室の選び方
自習室を借りるにあたって「自分は面倒くさがりだ」と思う人に重視してもらいたい選び方があります。
自習室に行くまでに面倒だと思わないポイント、行ってから面倒だと思わないポイントを考えていきます。
・雨風をしのいで行けるところ
・座席指定できるところ
雨風をしのげる道があるところ
雨風をしのいで行ける自習室だと、行くのが億劫になりにくいです。
まずレンタル自習室は自習室に行かないことには何も始まらないからです。
なのですが行き始めてしばらくすると、行くこと自体が面倒になります。
行くのが習慣づいているうちなら問題はありません。
でも大雨や猛暑などで「行きたくない」と思ってしまうと、行かない理由探しがクセづいちゃいます。
結果的に多少の雨でも面倒、汗ばむから面倒、と自宅にこもるきっかけにもなるのです。
そんなとき高架下沿いやショッピングモールを通っていけると、心理的にも楽に行けるんですよね。
借りるときには駅や自宅から自習室までの導線はチェックしていきましょう。
座席指定ができるところ
座席指定できる自習室だと、勉強の準備の必要がないので楽です。
・問題集、辞書、過去問を置いておける
・机に暗記用の付箋を貼りっぱなしにできる
自習室についてからロッカーの荷物を移す手間が省けて、スムーズに勉強に取り掛かれます。
筆記用具も置いちゃえば手ぶらで勉強できますしね。
なにより付箋を貼ったままにできるのが便利です。
わからない問題、暗記できない単語をとりあえず付箋にまとめます。
それらをひたすら机のついたてなどに貼っていくと、自分だけの復習ノートならぬ復習壁を作れちゃうんです。
1日の始めに一通り見まわせば復習完了。
座席指定だからこそできる、面倒くさがりにおすすめしたい復習方法です。
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集中できる環境を求める人の自習室の選び方
家じゃ集中できないから自習室に行くんだ、という人には注意してほしい選び方があります。
場合によっては自習室が家よりも集中できない環境であるかもしれないからです。
3つのポイントから自習室を選びましょう。
・食事厳禁or休憩室があるところ
・暗すぎず明るすぎないところ
・防音がしっかりしているところ
食事厳禁or休憩室があるところ
飲み物は可の食事厳禁の自習室を押します。
もしくは休憩室がついていて、そこでのみ食事可の自習室ですね。
なぜならえげつない咀嚼音を出す人がいたときに集中できないからです。
昼時や夕飯時は自習室を出るから大丈夫、というわけにもいきません。
自習室には様々な生活リズムの人が集まります。
決して自分と同じタイミングで食事を取るとは限らないのです。
それに自習室自体が防音の関係で喚起しずらいこともあり、食べ物の臭いも充満しがちです。
自習室のよどんだ空気に食べ物の臭いが混ざると集中しづらいですね。
照明が暗すぎず明るすぎないところ
照明の強さがちょうどいいところにしましょう。
こればっかりは見学してみないとわかりません。
暗すぎでも明るすぎても目が疲れます。
なので長時間集中することを考えると外せないポイントです。
自習室によっては机に蛍光灯が置かれているところもあります。
実際に座って点けてみて、光の強さを確認してみてください。
できれば見学の段階で1時間くらいお試しで勉強するのが手っ取り早いです。
私は机の蛍光灯が明るすぎて悩んでいたのですが、突っ張り棒に布をかぶせてちょうどよい明るさに調節してました。
あとからの調節も工夫次第でできますし、利用者のなかにも工夫して使っている人もいます。
周りの人がどう使っているのか? も見てみると参考になりますね。
音や揺れがないところ
音が静かで揺れも少ないところにしましょう。
自習室はスペースさえあればどこでも運営できるので、意外と音や揺れのあるところもあります。
・外の音は少ないけれど上の階の足音が響く
・線路が近くて電車が通るたびに揺れる
など立地の関係で防げない音や揺れも存在します。
慣れでなんとかならないこともないですが、本当に慣れられる保証もありません。
以下のような自習室なら音や揺れが気にならない傾向がありますね。
・中心街から外れた自習室
・高めの階にある自習室
・同じ建物にうるさい施設のない自習室
自習室単体ではなく周辺地域にも関心をもてると後悔しにくい自習室選びができますよ。
まとめ:自分なりの優先順位をつけて見学して回ろう
・以下の7つのポイントで選ぼう
1.トイレが清潔で使い勝手がいい
2.利用者に学生が多い
3.雨風をしのいで行ける道がある
4.座席指定できる
5.食事が厳禁である
6.照明が暗すぎず明るすぎない
7.音や揺れがない
・優先順位をつけて妥協できる自習室を選ぼう
残念ながらどれも当てはまる自習室はありません。
自分にとって何が我慢できるのか、考えてみてから選ぶと間違いがないです。
私は実際に自習室に入ってから、自習室の選ぶポイントがわかっていきました。
私みたいにあとで後悔しないよう、じっくり考えつつ早めに契約してください。単純に埋まっちゃうので。
もし指定席の自習室を検討されるなら、↓の記事で席の選び方を解説しています。よければぜひ。
せっかく数カ月も使うところです、納得のいく自習室選びができたらと思っています。
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