はじめてのぬか床作りに!初心者にこそおすすめのぬか漬け本3選

ぬか漬けの本3冊 ぬか床・ぬか漬け




 

ぬか漬けを始めたいけどぬか床のつくり方がわからない

どう漬けたらおいしいぬか漬けになるのかな

ぬかを漬け続けるうえでどんな悩みに当たるのか知りたい

・・・そもそもぬか床をずっとお手入れし続けられるのか不安

 

ぬか床を初めて作る前っていろいろなことを考えますよね

やっぱりせっかく作るなら失敗したら悲しいですし、一生ものだと思えば最初から大切に作ってみたいですよね

自分もそう考えて、ぬか漬けをはじめるうえで気を付けなければならないことを必死に調べたものです

ですがいま考えてみると、そんな悩みや疑問は「本を買ってしまえば解決」する問題だったなと思います

 

もちろんネット上にもぬか床に関する情報はたくさんあるので、それらを参考にしても十分です

むしろぬか床を作るだけなら本は必要ありません。実際に自分もネット上の知識を参考にして作ることができたので

ただそれでも「本がいい!」と思った理由の大部分は時短できるところです

基本的にぬかのお手入れは毎日するものなので、ぬかのお手入れを習慣化させるまでが大変です

そのなかでぬかについて調べて情報を取捨選択し、仕事や家事以外の余暇時間でぬかのお手入れを・・・と思うと面倒だし時間もかかるしで脱落率は高くなってしまいます

それにぬか床は菌類を扱うので「ぬかの表面が白くなってる」「乳酸菌じゃない変な臭いがする」とか、何も知らないと怖い現象が起きがちです 笑

もうぬか床を開けるのが怖くなってしまい、時間が過ぎるたびに余計に開けられず捨てられない、なんて最悪の状態にも

ですが本ならば「ぬか床作りの正解」が全部のっているので、調べる時間と安心を買うと思えば本も決して高い買い物ではないです。むしろ賢い選択とさえ思います

バクテリオファージ
手入れをサボっちゃったときぬかがどうなっちゃうのか不安すぎてネットで何時間も調べてたけど、あれは完全に時間のムダだったなぁ・・・

ここでは、自分が読んでみていいなと思ったぬか漬けの本を3冊ご紹介します

項目ごとに記号をつけて自分なりに評価してみました。凡例と評価は以下のとおりです

◎・・・かなり詳しく書かれている

○・・・詳しく書かれている

△・・・十分書かれている

ぬか漬けの教科書 ぬか漬け帖 ぬか漬けの基本
ぬかの仕込方     ◎       ○          ○
ぬかの育て方           ○       ◎          ○
食材の漬け方           ○       △          ◎
ぬか漬けレシピ数           ○       △          ◎
写真数           ○       △          ○

△でも痒い所に手が届くぐらいには書かれているので、後に説明する本ごとの特徴で決めるのがよいかと思います

まずは3冊に共通してのっている内容をまとめたあと、本ごとの特徴をご説明して、どんな方におすすめなのかを解説します

どの本も結構個性があるので自分に合う本を探してみてください

 

スポンサーリンク

ぬか床の仕込方、育て方、下ごしらえ、Q&Aは3冊共通でのっている

 

3冊に共通してのっている内容としては以下の4つになります

・ぬか床の仕込方

・ぬか床の育て方

・ぬか漬けをするための材料ごとの下ごしらえの仕方

・ぬか漬けを続けるうえできっと悩むだろうことをまとめたQ&A集

 

どれも重要ですが、本を買う一番のメリットはQ&Aがまとまっていることです

ざっとQ&Aを読んでしまうことで、「ぬかの状態が悪いと何が起きてしまうのか」「ぬかにしてはいけないことは何か」「ぬかを回復させるには何をしたらよいのか」が全部わかります

あらかじめ敵を知ってしまえば対処も楽ですし、なによりぬかの正常な状態がわかるので、いちいち気になることがあるたびに調べる必要がなくなります

 

また、ぬか床の仕込方~育て方がわかれば、どんなぬか床を作りたいのか、どんな大きさのぬか床なら自分でも続けられるか、というのがイメージできます

そういうイメージができると、「自分だけの理想のぬか床」を追いかけてぬか床を始められます

山椒と柚子でさっぱりさせようかな、唐辛子で辛いぬかにしようかな、といったふうにです

そうなると手塩にかけたぶん自然と愛着も湧いてしまうので、途中でぬか床を捨てることなく楽しくぬか漬けを続けられると思います

バクテリオファージ
もはや自分の分身とか、ペットみたいな感覚ですね
ハリネズミ
自分が手間をかけたぶんだけ菌が育つ、って思えば分身とかペットに近いシンパシーを感じるのかもね

では3冊の共通した内容に触れたところで、それぞれの本の特色について解説していきます!

 

ぬか床を続けられるか不安な方は『簡単にはじめる ぬか漬けの教科書』

 

まずは塩山奈央さんの著書『簡単にはじめる ぬか漬けの教科書』です

ぬか漬けの教科書
ぬかの仕込方     ◎
ぬかの育て方     ○
食材の漬け方     ○
ぬか漬けレシピ数     ○
写真数     ○
漬け方がのっている食材の種類

・計21種類で野菜、肉、魚

・きゅうり、なす、にんじん、キャベツ、かぶ、大根、パプリカ、ズッキーニ、セロリ、カリフラワー、ブロッコリー、れんこん、ごぼう、さつまいも、じゃがいも、アボカド、オクラ、里芋、山芋、肉、魚

 

一度ぬか床をダメにしてしまった経験があるという著者による1冊です

それもあってか、ぬかの仕込方は詳しく書かれていると感じました

また1人分~4人分のぬか床の作りかたも紹介されていて、一気に作るのではなくとりあえず少量仕込んでみて足りなければぬかを追加すればよいのでは? という提案をされています

実際に自分も最初に1人暮らしのくせに4人分もあるぬか床を仕込んでしまい、あまりのぬかの量に「本当に手入れできるのか?」と不安で途方に暮れた記憶があります 笑

いまとなっては後悔してないですが、ぬかの量が少なければ少ないほど手軽にお手入れできるので続けやすいですね

そのあたりにも著者の方の「ぜひぬかをはじめて、続けてほしい!」という想いを感じます

ほかにも完成まで1~2週間かかるぬか床をヨーグルトメーカーで3日間で完成させる方法なんかも、試行錯誤のうえで作り上げていたりされています

なのでぬかの仕込方の解説は頭1つ抜けている印象がありますね

 

ぬか床の仕込方、育て方、漬け方、ぬか漬けレシピ数、写真数もほかの2冊と比べてもバランスがよいです

このように、とにかく気軽にはじめる環境が整っているので、ぬか床をはじめるか悩んでいる方・続けられるか不安な方におすすめです

その解説も写真や絵もたくさん挿入されていて、わかりやすいうえにコンパクトにまとまっているので文章が苦手という方にもおすすめです

 

 

 

 

スポンサーリンク

有元葉子さんの著書が好き、エッセイ調が好きな方は『ぬか漬け帖』

 

続いては有元葉子さんの著書『ぬか漬け帖』です

ぬか漬け帖
ぬかの仕込方   ○
ぬかの育て方   ◎
食材の漬け方   △
ぬか漬けレシピ数   △
写真数   △
漬け方がのっている食材の種類

・計14種類で野菜のみ

・なす、きゅうり、大根、かぶ、小松菜、ごぼう、うり類、みょうが、亀戸大根、セロリ、にんじん、山芋、長芋、キャベツ

 

ほかの2冊と比べてみると、漬け方がのっている食材数、レシピ数、写真数は控え目です。とはいってもたいしたデメリットではありません

漬け方の食材では肉や魚がのっていない点がデメリットですが、野菜しか漬けないという方には気になりませんし、肉や魚はそこまで漬けないかなぁとも思います

というのも肉や魚はぬかが生臭くなるのを防ぐため、別の容器に少量ぬかを移して漬ける必要があります。ちょっと手間なんですよね

 

レシピ数ですが厳密なレシピはのっていません。ぬか漬けはぬか漬けとして食べる、という方には問題ないと思います。

チャーハンの具にしたり、ひき肉と炒めたりといった、ざっくりとした料理の活かし方はのっています。なかでもサンドイッチに古漬けを使う、という食べ方は必見です

 

写真数は控え目です。とはいっても比較しての話なので、困るほど少ないことはないですね

 

ちなみに有元葉子さんは最近では2018年に、料理レシピ本大賞 in  Japanで料理部門入賞受賞された『レシピを見ないで作れるようになりましょう。』などで有名な方ですね

この方の著書は以下のような特徴があります

・レシピに頼りすぎず、五感を使って料理するからこそ失敗しないシンプルな作り方

・エッセイのような文体で写真はあまり使わない、いい意味で料理本っぽくない本

 

例にもれず『ぬか漬け帖』も先ほどの特徴を引き継いでいます。有元葉子さんの本が好きな方はハマります

またエッセイ調の文体が好きな方もおすすめです。エッセイ調の良さとして、著者の体験談や経験則が文章に色濃く出ることが挙げられますよね

著者は母親ゆずりのぬかを50年お手入れしてきたこともあり、ぬかの育て方に関してはかなり詳しく書かれていると感じました

全体的に著者がぬかに対して納得してやってきたことが紹介されていて、さながら著者の日常のぬか床風景をのぞくような感覚ですね。読んでて楽しいです

巻末には発酵学者である小泉武夫先生との対談がまとめられています。発酵の仕組みや微生物、栄養のことなどが書かれていて参考になります

 

 

 

 

食材の漬け方・レシピが豊富!ぬか漬けカレンダーが嬉しい『ぬか漬けの基本 はじめる、続ける。』

 

最後に山田奈美さんの著書『ぬか漬けの基本 はじめる、続ける。』です

ぬか漬けの基本
ぬかの仕込方    ○
ぬかの育て方    ○
食材の漬け方    ◎
ぬか漬けレシピ数    ◎
写真数    ○
漬け方がのっている食材の種類

・計61種類で野菜、肉、魚介類、たまごなど

・カリフラワー、かぶ、かぼちゃ、キャベツ、きゅうり、ごぼう、小松菜、里芋、じゃがいも、セロリ、大根、なす、にんじん、パプリカ、長芋、れんこん、アスパラ、いんげん、うど、うり、おくら、新しょうが、ズッキーニ、せり、たけのこ、菜の花、ツルムラサキ、白菜、ふき、水菜、ブロッコリー、みょうが、ラディッシュ、わらび、さば、まぐろ、海老、イカ、タコ、手羽先、鶏もも肉、アボカド、しいたけ、その他きのこ、空豆、たまねぎ、ミニトマト、柿、りんご、切干大根、昆布、大豆、たまご、チーズ、豆腐、小メロン、スイカの皮、青梅、にんにく、干し柿、あじの干物

 

文字が若干小さいのが気になるところですが、全体をとおして写真や絵を使って解説されているので読みやすいです

それよりもこの本はほかの2冊と比べて、ぬか床で何を漬けるか?漬けたものをレシピとしてどう活かすか? については随一の情報量を持っています

 

食材の漬け方については、野菜・肉・魚介類、合わせて61種類を紹介しています

『簡単にはじめるぬか漬けの教科書』が野菜・肉・魚の21種類、『ぬか漬け帖』が野菜のみの13種類を紹介していることからも、61種類の多さがわかると思います

またぬか漬けカレンダーがのっていて、月ごとに漬けるとおいしい食材がひと目でわかって便利です

旬を味わいながらも、旬を知るという1つの教養を楽しむことができるようになります

 

レシピについては、ぬか漬け・ぬか床・ぬかを使ったレシピが30レシピも収録されています

変におしゃれな料理ではなく素朴でシンプルなレシピばかりです

たけのこをぬか漬けにしたチンジャオロース、ぬか床を使った北九州の郷土料理のさばのぬか炊き、生ぬかでつくるカステラなど。日々の料理にも応用できてレパートリーも増やせますね

 

ぬか床作り・育て方よりも、ぬか床で何をするのか、つまりぬかの漬け方やぬか漬けの活かす方法を知りたい方におすすめです

『ぬか漬け帖』と同じく、こちらも発酵の仕組み、ぬかの健康効果、発酵食品についてのコラムがあります

読みものとしても楽しめる対談形式よりも、見やすいコラム形式がお好きであればこちらのほうがおすすめですね

 

 

 

スポンサーリンク

基本的にはどの本を手にしてもOK

 

ぬか漬けの教科書 ぬか漬け帖 ぬか漬けの基本
ぬかの仕込方     ◎   ○    ○
ぬかの育て方     ○   ◎    ○
食材の漬け方     ○   △    ◎
ぬか漬けレシピ数     ○   △    ◎
写真数     ○   △    ○
まとめ

○『ぬか漬けの教科書』がおすすめの方

・ぬか床をはじめるか悩んでいる方・続けられるか不安な方

・文章を読むのが苦手な方

○『ぬか漬け帖』がおすすめの方

・有元葉子さんの著書が好きな方

・エッセイ調の本が好きな方

・ぬか床の育て方を詳しく知りたい方

○『ぬか漬けの教科書』がおすすめの方

・たくさんの食材を漬けてみたい方

・ぬか漬けを使った料理をしてみたい方

 

濃淡のある情報は本それぞれで違いますが、基本的な情報はすべてそろっています

自分は3冊購入しましたが、どれか1冊で十分だったなと思っています。もちろん目的にあわせて使い分けられて便利なので後悔はしていないですが

どれもおすすめの本ですし、値段も1300円前後でたいして変わらないので迷った場合はフィーリングでよいと思いますよ