勉強するには参考書や問題集、音源が必要だと思い込んでいませんか?
実は何にもなくても勉強はできます。
それどころか何にもないからこそできる勉強があるんです。
それは『記憶の化学反応』を起こす勉強法。
要はわからない問題に遭遇したとき、自力でひらめいたり思い出したりする勉強方法です。
そこでおすすめなのが散歩すること。
単純に身体を動かしてリラックスできるのも理由の1つです。
ですが散歩はほかの運動と比べ『考えごとをしながらできる』メリットがあります。
煮詰まった頭にアイデアを呼び込むために、散歩って使えるんですよ。
難しい問題の解法をひらめいたり、何度も覚えられなかったことを思い出したりと、何度もお世話になりましたね。
脳内の知識をぐるぐるかき混ぜるイメージと、急に知識が繋がりだして新たなアイデアが湧くイメージから『記憶の化学反応』と呼んで頼っていました。
「もう30分も同じ問題で悩んでる」
「本番想定の演習だから意地でも答えをひねり出したい」
「どうしても覚えたいことがある」
そんなときに散歩を試してもらえたらと思います。
実際に試していくと『ひらめく・思い出す』以外の2つのメリットにも気付けます。
・受験本番で問題の解く順番をつけられる力がつく
・いつでも、どこでも勉強時間にできる
それぞれ解説していきますね。
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問題の解く優先順位をつけられるようになる
身体を動かすことでひらめいたり思い出したりする感覚が身につくと、問題を解くのにかける時間が短くなります。
なんというか肌感覚で「これ以上考えても無駄だ」というのが問題を解いててわかるようになるんです。
逆に「まだ考える余地はあるぞ」とあきらめる時間までの線引きもできるようになります。
なので闇雲に知識をひねり出そうとして何十分、何時間と浪費していた時間を削減可。
もちろん「わからないから諦めて身体動かそう」と考えるのを放棄して、思考能力が落ちてしまうわけではないのでご安心を。
「でも考えて解けるかどうかの判断なんて本番にはいらないから無意味なんじゃ?」と思うかもしれません。
そんなことはありませんよ。
私が一番助かったのは、問題にかかりそうな時間を見積もれるようになったことです。
受験当日で大事なのがペース配分。
解ける問題に時間をかけるのが鉄則です。
いままでに「これ以上考えても無駄かどうか」考えてきた経験から、問題を見たときに解く優先順位を楽につけられるようになってました。
結構優先順位をつけるときは大学ごとの問題の傾向を参考にしますよね。
「〇〇大学の数学は数列が難しいから後回しにすべき」とか、難しいジャンルの問題って決まっているケースが多くないですか?
そこで試験本番でも思考停止して難しいといわれる問題を後回しにするのではなく、自分の経験をもとに問題の難度を計れるようになります。
なので問題の傾向が変化したときにも対応できて、取りこぼしなく得点できる底力がつくんです。
予備校生は良くも悪くも講師のいうとおりに勉強できてしまうので、不測の事態に対応できない受験生も少なからずいます。
自宅浪人が予備校生と差をつけるチャンスでもありますね。
実際に解いてて詰まったときも「あ、今考えても思いつかなそうだから別の問題を解いてからにしよう」と、全体の問題を解くスピードも速くなります。
結果的には試験問題全体での回答率も現役時代とは格段にあがりました。
個々の問題の反省や後悔はありつつも、試験が終わったあとの「やり切った感」が味わえるぐらいには全力を出せたのを覚えています。
習慣づけてしまえばいつ・どこでも勉強時間に
散歩でも勉強できるようになると、いつ・どこでも勉強時間にできます。
・昨日やった問題って何がわからなかったから苦戦したんだっけ?
・朝の単語で覚えられてなかったのはなんだったかな?
・さっき解いた問題の答えの流れをもう一度おさらいしよう
と、脳みそのなかにある情報で『思い出す』作業ができるんです。
別に身体1つあればいいので、
・満員電車で参考書すら出したくないとき
・電車や友達との待ち時間
・電子レンジでご飯を温める数十秒
など、隙間時間にもならないくらい狭い隙間での学習ができます。
勉強できずに無駄だと感じる時間も減らせて、受験期直前は精神衛生も保てますよ。
経験則ですが能動的に思い出すことを意識すると、記憶の定着が良かったんです。
実際に脳みそに残っている情報だけで思い出そうとするからですかね。
こまめに復習の機会を設けられれば、後々の復習や問題演習で思い出せずにうなる時間を削減できて効率的です。
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まとめ:効率的な学習や試験の回答をしたいなら散歩から
・まずは散歩で『ひらめく、思い出す』感覚をつかもう
・慣れると受験で優先すべき設問がわかるようになる
・『思い出す』ことでいつ、どこでも復習できるようになる
そもそも『ひらめく・思い出す』勉強を思いつくきっかけは、トイレやお風呂でひらめいたり思い出したりすることが多かったからなんです。
ひらめいたり思い出したりするのを狙ってできたら、勉強の効率ってすごくあがるなーと常々思っていました。
なのでトイレとお風呂の共通点を探れば何かわかるんじゃないか、と考えてみたのがはじまりです。
とりあえずトイレやお風呂で共通点はリラックスできることだ、といったん仮定しました。
日常的にリラックスできると感じていて、しかも高い頻度で行えることってなんだろう? と考えたときに思いついたのが散歩でした。
意識的に散歩をしはじめてみたら、自分でもびっくりするぐらい効率があがりましたね。
それに解けなかった問題も自力で解けるようになって、「自分天才じゃね?」と思い上がったり。
そうした根拠のない自信が受験の最後の最後に踏ん張れる力になっていたんだな、っていまは思えますね。
もし散歩で『記憶の化学反応』が起きなかったら、私がこの勉強法を思いついたプロセスを参考に、自分だけの化学反応を起こせる方法を編み出してみてください。
意図的に起こせられれば、受験はかなり楽にできますよ!
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