帰省や旅行時にぬか床の手入れが面倒なので冷蔵庫に突っ込むだけで出かけてみた

冷蔵庫に置く前のぬか床 ぬか床・ぬか漬け




 

ぬか床を作ったはいいけれど、安易に帰省や旅行ができなくなってしまって困った! という方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。

ぬか全部を別の容器に小分けにして保存とか、そこまで面倒みるのはきついですよね。

 

実際に「ダメにしてしまったらまた作り直せばいいや」の精神で、冷蔵庫に容器ごと全部突っ込むだけで出かけたことがあります。

そんなこんなで1週間放置・3週間放置をしたことがあるのですが、結果的にはカビも異臭もなく無事でした。

 

が、その理由は自分のぬかの状況が良かっただけで、今後も同じように冷蔵庫に突っ込むだけだとまずいかもしれないとわかりました。

ではどんな状況なら冷蔵庫に突っ込むだけ、という手軽な方法で大丈夫だったのか分析していきます。

 

スポンサーリンク

ぬか床が作りたてで水分量・塩分量が適切だった

 

ぬか床自体が作りたてで、状態がよかったから冷蔵庫に入れるだけでも大丈夫だったのかなと思います。

ぬかの状態としては以下のとおりで、ぬか床が捨て漬けまで完了して1週間後ぐらいのときです。

ぬかの状態

・ぬか床が新鮮だった

・まだ全然漬けていなかったのでぬか床全体の水分量が少なかった

・まだ全然漬けていなかったのでぬか床の塩分量が減っていなかった

これらの条件があったからこそ、冷蔵庫に突っ込むだけでよかったんだと思っています。

 

なぜそう考えたかというと、ぬか床が乳酸菌優位を保てる状態だったからだと分析しています。

そもそもカビなどが生じる原因は、ぬか床が悪玉菌優位になってしまうから。

乳酸菌が悪玉菌に負けてしまうと、ぬか床の腐敗は進みます。

なので悪玉菌が少なくなる、かつ育ちにくい環境であればぬか床を乳酸菌優位にできるわけなんですね。

 

それらを踏まえると以下の3つの理由で、自分のぬか床は冷蔵庫に突っ込むだけでも乳酸菌優位を保てたのだと考えました。

乳酸菌優位を保てた理由

・ぬか床が作りたてで悪玉菌自体が少なかったから

・ぬか床の水分量が多すぎなかったので悪玉菌が育ちにくかったから

・ぬか床の塩分量が適切だったので悪玉菌が育ちにくかったから

悪玉菌の絶対量がすくなかったから、乳酸菌が育ってなくても大丈夫だったのです。

 

実際に自分のぬか床の写真で見比べてみましょう。

↓がお出かけする前のぬか床の写真です。(黒いのは昆布、黄緑のは山椒)

 

↓がお出かけして冷蔵庫に1週間置いてあったぬか床の写真です

 

見難いうえに影が入ってしまって比較しずらくて申し訳ないのですが、特に変化は見られないと思います。

要は悪玉菌が少なくなるような手入れを、日ごろからしていればよいというだけですね。

 

ぬかの状況をみて適切な処理をしてお出かけしよう

 

悪玉菌を増やさないためには、ぬかへのお手入れを欠かすことはできません。

そのお手入れの中でも、これだけはやっておきたいお手入れがあります。

最低限やりたいお手入れ

・毎日かき混ぜるなどの手入れを欠かさずに行う

・水分量が増えすぎたら少なくする

・塩分量が少なくなってきたら塩を足す

冷蔵庫に入れる以外の対処をせずとも自分のぬか床が大丈夫だったのは、作りたてでぬか床の状態が良かったためでした。

なのでどんな状態のぬか床でも冷蔵庫に入れるだけで大丈夫! というわけにはいきません。

要は常日頃からお世話を欠かさず、ぬかの悪玉菌を増やさないよう気を付けていれば大丈夫でしょう。

 

自分は今回の事例を参考に、お手入れできないときには冷蔵庫に入れるだけの対処をしばらくしてみようかなと思います。

もしこの方法でぬか床がかびるなどの失敗したときには、またお知らせできたらと思います!