私はITパスポートを独学で取得できました。もちろん一発合格です。
今回はその方法をご紹介していきます。
私自身は実際に自宅浪人をして第一志望の大学に受かった経験があり、その経験を活かした勉強法をお教えできたらと思っています。
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ITパスポートは独学でも十分に合格できる
ITパスポートを合格するために、通信講座などを利用する必要はありません。
そう考えている理由が3つあります。
過去問演習をしておけば本番も点が取れる
ITパスポートの試験は他の資格試験と同じく、過去問をやりこむだけで合格点に届きます。
焼き増しとまではいかなくても、似たようなニュアンスの問題がたくさん使い回されているので、過去問をやるほど問題慣れしてきて安定して得点できます。
4択問題だからわからなくても勘で当てられなくはない
本番の試験はマーク式の4択問題です。なので、わからなくても最悪勘で当てることもできます。
それにだいたいの問題がわからないなりにも、2択までには絞れるようになっています。
とりあえずマークさえしっかりしておけば得点できるかもしれないので、ラッキーが狙いやすい試験といえるでしょう。
頻出分野があるため勉強の優先順位をつけやすい
ITパスポートの出題範囲は大きくわけて3つあり、ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系があります。
その3つのそれぞれに頻出分野が存在しており、そこを得点源にすることを目標に勉強を始められます。
具体的にはストラテジ系だと、企業活動・法務・経営戦略マネジメント。
マネジメント系だと、プロジェクトマネジメント。
テクノロジ系は、ネットワーク・セキュリティ。
独学がうまくいかない理由のなかに、現状の正確な学力の把握が難しいことと、学力を把握したうえでどんな勉強をするのかの対策を立てずらいことがあります。
ですがITパスポートは、すでに過去の傾向から頻出分野が割り出されています。
まずは上記の分野を完璧にしたあと、その他に出題数の多く正答率の低い分野を勉強する。
これを繰り返しつつ過去問をなじませる。
と、自分であまり考えることなく、次の勉強の対策がすぐに立てられるため、勉強はしやすいです。
実際に私も勉強していて、とても楽に学習が進みました。
ではどういった教材を使って勉強していくのか、具体的に見ていきましょう。
自分で買うのは試験対策書の一冊だけ
自分で買うのは教科書と問題が一緒になっている、試験対策書だけで十分です。
私はITECの試験対策書を使いました。
こちらは会社からもらったものだから、という理由で使っていました。
が、他の対策書で気になるのがあればそちらでもいいと思います。
無理に問題集などにお金をかける必要はない、と私は考えています。(理由は後述)
まずはいきなり模試形式の問題を解きます。
ITECの試験対策書には理解度診断テスト、という55問ほどにまとまった模試形式のものがあるので、わからないなりにやってください。
意外とこれまでの人生経験から解けてしまった問題、まったく歯が立たない問題、いろいろあるかと思いますが、とりあえず自分の現状を把握するためにやります。
もったいないから教科書で勉強してからやりたい、という気持ちもわかりますが、はじめっからやっちゃった方が効率が良いのでおすすめです。
答え合わせをして問題の傾向を掴んだら、頻出分野で得点できなかったところから順に攻めていきます。
まずは教科書部分をざっと読み、読んだ部分の問題を解く。
どちらかというと問題を間違えて、教科書部分で整理できていなかったところを補完していく要領でやっていきます。もちろん間違えた箇所、あやふやなところは定期的に復習してください。
目標はひと分野ずつ完成させていくことです。
出題範囲が広いので焦って全部に手を付けたいところですが、一気に全体をやろうとすると、最初にやったところを忘れてしまいます。
1つずつ丁寧にやっていく方が、復習にかける手間も少なく済みますし、結果的に身につくのも早いと私は考えています。
ひと分野終わったら、過去問へチャレンジしましょう。
またいきなり過去問? と思うかもしれませんが、とてもいいものがあるのでぜひ言われたとおりにやってみてください。
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ITパスポート過去問道場を使いこなそう
なんとITパスポートには、完全解説付きのweb問題集なるありがたいものがあります。これが問題集を買う必要がない、と言った理由です。
こちらのサイトで『分野を指定して出題』ボタンを押し、そこから試験問題集で勉強したところをやっていきます。
この問題も、教科書部分で整理できていなかったところを補完していくようにして、理解を深めるために使います。
「そんなことをしたらアウトプットの練習ができない」
「過去問を使うのこそもったいない」
そう思われるかもしれませんが、別に本番でひねった問題が出るわけでもないので問題はありません。
むしろ問題を覚えるぐらいの勢いでやった方が、得点に繋がります。
間違えた問題は解説をよく読み、教科書の該当部分を読み直します。私は教科書に、なぜ間違えたのかやどんな出題をされたのかを書きこみ、楽に復習できるようにしておきました。
次の分野へ進んでも、過去にやったところの教科書部分は定期的に読み直して、記憶の鮮度を落とさないように心がけます。
教科書&問題 → 過去問 のサイクルをひと通りの分野でやったら、もう一度いままでやった問題を総ざらいします。
問題は一度解くだけでは意味がなく、何度も解いてはじめて身につくものです。
過去に解いたことがあったとしても、意外と解けない問題があったりするのではないでしょうか。
あとは何度も問題を解き、教科書を読み、の繰り返しで大丈夫です。
問題をシャッフルして8割ぐらい得点できるようになったら、もう合格は近いと考えられます。
実際に9割解けるぐらいで本番の試験に挑戦したら、試験時間が45分以上余ってしまったので勉強しすぎたように思います。
どれぐらいの勉強時間が必要かは人それぞれ
私は学生時代にこれらの流れを3週間で詰め込みましたが、難なく合格できました。
社会人なら3ヶ月もあれば余裕で受かれると思います。
しかしIT系の用語に接する機会の多い人や、社会経験の多い人は知識で解けてしまう分野も多くあります。
IT系に明るい人には、FTPとは? DNSとは? などには答えやすいだろうし、社会経験のある人には、コアコンピタンスとは? ニッチ戦略とは? などの問題を答えやすい。といった感じです。
なので知識のある人なら、合格までに1ヶ月も時間はいらないかもしれません。
まずは1回過去問を解いて、どれぐらい勉強すればいいかを自分で把握する。
そこから始めるのが一番良いと思われます。
ちなみに私は、IT系の知識もないうえに社会経験もほとんどない状態だったので、ほぼゼロから知識を入れる必要があったため苦労しました。
あまりタイトなスケジュールを立てずに、ゆとりを持たせて試験を受けるのがいいと思います。受験料も高いですしね。
ぜひぜひ頑張ってみてください。参考にしてもらえたら嬉しいです。