チーズナンを手作りするのに便利な調理器具は7種




 

チーズナンを作るのに必要な調理器具は、意外と少ないです。

割と代用できるものも多いので、思ったよりも簡単に作れてしまいますよ。

 

これがないと作れない、というのは以下の5種類でしょうか。

最低限必要なもの

・計量器

・大さじ、小さじ

・大きめのボウル

・焼けるもの(トースター or オーブン or グリル or コンロ)

・ラップ

 

正直これらのものは、だいたいの家庭にはあると思います。

変にこだわらないのであれば、上の5種類をそろえられれば十分なので、いますぐにでもチーズナンを作れますよ。

 

今回はご説明するのは、せっかく作るなら道具もそろえたい! という凝り性なあなたへ、チーズナン作りにあると便利な調理器具についてです。

 

実際に私が使っていて便利な調理器具は、全部で7種類です。

あると便利な調理器具

・ペストリーボード(カッティングボート)

・めん棒

・カード(スケッパー)

・シリコンスパチュラ(ヘラ)

・電子スケール

・発酵機能付きオーブンレンジ

・グリル機能付きガスコンロ

 

便利な理由も添えながら解説していきますね。

 

ペストリーボードはキッチンにあう大きさにしよう

 

ペストリーボードはパンをこねたり、お菓子の生地を成形したりするのに使う台です。

カッティングボードでも代用できます。

 

まな板も悪くはないのですが、表面がつるつるではないので生地離れがよくありません。

洗うのが大変ですね。

のちに説明するカード(スケッパー)との併用がおすすめです。

 

サイズは大きいほうが、パンをこねるのにめちゃくちゃ便利です。

生地をボードに擦りつけてグルテンをまとめるとき、思いっきり広げられるからですね。

 

ただナンを作るぐらいなら、まな板より1,2まわり大きいぐらいがちょうどいいと思います。

しまう場所にも困りますし、洗うのも大変なので・・・。

っていうか困ってます。笑

 

こちらが私のもっているペストリーボードです。

木製ではありますがかなりお手入れしやすくて、いまのところ不自由はありません。

ただ1人暮らしのキッチンには、さすがに大きかったですね。買って後悔はしていませんが・・・。

・これからパン作りを趣味にしたい

・キッチンが大きい

・テーブルや別の台の上でこねる予定

以上の方は大きいサイズがおすすめ。

 

そこまで本気でやるつもりもないし、スペースも狭い方はワンサイズ下が良いです。

 

お手入れが面倒な方は、人工大理石のペストリーボードもあります。

 

めん棒はサイズ感を重視しよう

 

めん棒はチーズナンの成形に使います。

綺麗に成形できれば見映えはもちろん、焼きムラも減らせるので、仕上がりにもろに影響します。

代用するならアルミホイルやラップなどの芯で、しっかりしたものを使いましょう。

 

もし買うならペストリーボードと同じく、大きすぎず小さすぎずが良いです。

私は大きすぎたので、成形するのがちょっと大変ですね。

 

本来、長くて重さのあるめん棒は、クッキーやパイ向けです。

買った当時の私はパイを作る気だったので、大きいのにしちゃったんですよね。

せっかく買うならお菓子用にも使いたい、というのであれば大きいめん棒のはアリ。

 

軽くのすぐらいなら小さいサイズのほうが、生地の厚さのバランスをとりやすいです。

まんなかのローラー部分だけがコロコロ回るタイプだと、力まずに使えるし、よりバランスをとりながら成形しやすいのでいいと思います。

シェフがチーズナンを焼くときも、このタイプのめん棒を使っていますよ。

 

材質にこだわらないなら、木製以外のほうが洗うのが楽です。

アルミ製やプラスチック製があります。お好みで。

 

シリコンスパチュラ(ゴムベラ)は柔らかいものを

 

シリコンスパチュラは、いわゆるゴムベラです。

主に使うのは材料を混ぜ合わせるとき。

 

ゴム質でしなるため、ボウルの湾曲した形に材料を拭いとれます。

材料を無駄なく、均一に混ぜるのに重宝しますね。

 

柔らかい部分があって力が伝わりやすければ、どんなゴムベラでも大丈夫です。

強いていうなら、やわらかくて可変する部分が多いと、ぴったりボウルの形にはわせられて生地が拭いやすいですかね。

 

シリコンスパチュラって意外と、ふちのところしか柔らかくないことがあるじゃないですか。

そっちのほうが力が伝わりやすくて、重たい生地をせっせと混ぜるときには楽には楽です。

 

私の使っているシリコンスパチュラは、先っぽのプラスチック部分以外の、シリコンで半透明になっているところが可変します。

結構思い通りにぐにぐに動いてくれるので、ナン生地ぐらいの軽さなら、これぐらい柔らかいほうが便利ですね。

 

フライパンでハンバーグソースを作ったときとか、このスパチュラだとフライパンを傷つけずに綺麗に拭いきってよそえるのも嬉しいところ。

洗いやすくなって必要以上に水や洗剤を使わなくて経済的ですし、汚水を流さずに済んでエコにもなります。

 

こちらが私が使用しているヘラと同じタイプのものです。

 

カード(スケッパー)はまっすぐなところ、曲がったところがあるもの

 

カードはスケッパーといったりします。

似たものにドレッジやスクレーパーなどもあるので、お好みで。

 

主な用途は以下のとおりです。

・ボウル内のこねあげた生地をこそげる

・ナンをこねた台にくっついた生地をこそげる

・生地を切り分ける

 

こちらもシリコンスパチュラと同じく、生地を余すことなくさらえるので便利です。

こねた生地だと粘着力が強くて、シリコンスパチュラだと取りきれないこともあるので・・・。

くっついた生地は乾ききる前にこそげられれば、水に浸す必要なく洗えて楽ですよ。

 

ナンをこねる台を使っているなら、カードを使えば台を傷つけることなく生地を切り分けられます。

いちいちまな板をだして包丁で切るのも面倒じゃないですか。

無駄な洗い物も減らせて、いうことなしです。

 

普段のお料理では、まな板と包丁にくっついた具材をこそげるのに使えます。

切り分けた野菜をざざっとまとめられて楽々です。

 

特にみじんぎりしたときなんか、まな板にくっついたのを全部入れるときに苦労しますよね。

そんなときにカードを使うようにすることで、結果的に料理のスピードがあがる、という意外なメリットもありました。

 

選ぶならまっすぐなところと、曲がったところがあるカードが良いです。

台にはまっすぐなところ、ボウルには曲がったところ、みたいに使い分けられると便利ですよ。

 

電子スケールはなんでもOK

 

電子スケールは分量通りに、きっちり計量するときに便利です。

分量を守らないと生地の固さがちょうどよくなくなったり、発酵具合が狙い通りにならなかったりと、あまり都合のよくないことが起こりがち。

 

それを避けられるのであれば、どんな電子スケールでも大丈夫です。

ml単位で計れるものや、0.1g単位まで計れるパン用の電子スケールもあります。

もちろん買えるのであれば、そっちのほうが便利です。

 

私はml単位まで計れる電子スケールを使っているのですが、特に不便はないですね。

この電子スケールの0.1単位まで表示できないタイプを持っています。

 

持っているのがあるなら、無理して買う必要はないと思いますよ。

 

オーブンレンジは発酵機能があると楽

 

オーブンレンジで発酵が使えると、短時間で生地を仕上げられます。

気候にも左右されないので、年中作れちゃいますね。

 

ただ暖かい状態を保つのって、割とどこでもできるんです。

・日差しにあてる

・暖房の効いた部屋に置く

・湯煎する

・こたつの中に入れる

 

もしこれらができないなら、発酵時間を延ばして対処してもいいわけですし。

 

オーブンの発酵機能は、本当にあれば便利ぐらいの感じです。

 

ガスコンロのグリルは一番火力を出しやすい

 

グリルは家庭で出せる火力でも、一番高い火力を出せます。

なのでもちもちの生地が焼きやすくなりますね。

 

というのもナンを焼くときの温度は、なんと300~500℃。

短時間でさっと焼くからこそ、中はふわふわもちもち、外はサクサクの食感になります。

 

家庭で出せる火力はオーブンでも250℃ぐらいです。

なので生地が焼ける前に、生地のなかの水分が飛んじゃうですよね。

だからもちもち食感が出しにくい。

 

ですがグリルだと開け閉めをしなければ、最大で300℃近くまで加熱できなくもありません。

速攻でサクッと焼くには、グリルが一番適していると経験上思います。

 

まぁあれば、の話です。

オーブン、トースター、フライパンで作るチーズナンも、また違ったおいしさが楽しめます。

どのチーズナンも平等に、別々のおいしさがあるので、お手持ちのもので焼いてみてください。

 

まとめ:あくまでも『あったら便利』

 

ひと通りご紹介しましたが、買ってみたいものはありましたか?

 

あれば料理の幅が広がるものばかりなので、あるに越したことはないはずです。

ただ買い直す必要まではないと思うので、既にお持ちのものがあるならば大切にお使いください。

 

おいしいチーズナンを作るためのお手伝いができたなら幸いです。